おじドル,ヤクザ

ヤクザなのに潔癖症。
不器用すぎる友情。
おじさんなのにアイドル。
  • 忘れていた、自分、あったはずの、時間、取り戻そうと揺らぐ姿に見る者の心も揺れる。
    犬童一心(映画監督)
  • 何というか愛おしさと労しさがないまぜの状態。冷静になって思い返すと、まともな人間が一人も登場していない事に気付きました。寧ろ全員ヤバイ。だからこそあのラヴリーとアグリーのカオスに繋がるのかも。
    綾小路 翔(氣志團)
  • おやじアイドルに、反社会的勢力者の愛と友情の物語。行き場のない身と心を伝って、スカバンド、RUDE BONESのフロントマン、大川裕明監督が主演‼
    スカ魂が炸裂‼(?)
    蛭子能収さんの劇画にも通じる世界に、おののき、どこまでも切ない。
    佐野史郎(俳優)
  • 組織からも浮いて
    つまはじきにあってる
    中年ヤクザが
    多種多様な
    何かが欠けた
    愛しき人間たちと
    繰り広げる
    オフビートコメディー映画として僕は楽しんだ

    街の片隅の小さなアウトローを見守る大川さんの視点が優しいなぁ
    ダイノジ大谷(漫才師)
  • 昭和の昔、ヤサグレルって言葉がよく使われてました。
    この画面を観てたら、ふとそんなことがよぎりました。よ。大川ちゃん!
    大貫憲章(音楽評論家、DJ)
  • あずぽんって本当に愛すべきアイドルだなぁ。根底に愛があるからどんどん心と心が繋がっていって、僕の心も繋がった気がする。分断の世の中で繋がる大切さを思い出させてくれたあずぽんを僕も見習わなきゃって思ったよ!
    好き好きロンちゃん(アイドル/BRAHMANドラマー)
  • 大川さんのもがいている姿が今の若者に通じるものがあってリアルで良かったです。
    どこの世界でもそうだけど幼児の記憶、親からの育て方によって、その人の人生は変わるんだなぁと思いました。
    ピーちゃん(あずぽん)のひょうひょうとした演技も、どんなに大人になっても夢を叶えたい!という見てる人に勇気を与えたんじゃないかなと思います。
    そして竜雷太さんの存在感は流石でした!
    本当に面白いので、沢山の人に観てもらいたいです。
    井上あずみ(歌手「となりのトトロ」)
  • 初期設定がとても面白いなと思いました。最初始まる時はなんで潔癖症でヤクザ…?
    と思いましたが最終的に理由がわかると自然と涙が出るような内容でした。
    ピーちゃんのあずぽんも動画サイトでバズって生計を立てられるようになるのも今どきありえる話ですし、
    リアルで身近なところとちょっとフィクションの混ざっているところが絶妙なバランスでした。
    また、あずぽんのライブシーンのライブハウスに行ったばかりだったので謎の親近感が湧きました!笑
    ゆーゆ(歌手)
汚れた世界に生きる汚れなき二人

INTRODUCTION

潔癖症のヤクザ+中年地下アイドル
=NEW HERO誕生!?
おじさんにできないことはない!

スカコアバンドRUDE BONESのボーカルとして活躍する傍で監督も手掛ける大川裕明。主演・監督した前作、短編映画「ファミリーファミリー」では国内外の映画祭に11ノミネート、第1回エレノア国際映画大会 最優秀賞、STARDUST DIRECTORS film fes. 2019受賞など6つの賞を受賞し、勢いに乗る。そんな大川裕明が満を辞して臨んだ初の長編劇映画は原作のないオリジナル作品。可笑しくて、ダサくて、カッコ悪いおっさん2人のバディムービーだ。

二人は全く異なる世界で育ち、交わるはずのない人生を歩んできたが借金人と取り立て人という奇妙な縁で結びついてしまった。
大川自身が潔癖症のヤクザ金田を演じ、そして相棒は太っちょでニートなおじさんなのになんてったって地下アイドルの‘あずぽん’というクセの強い役どころを前作「ファミリーファミリー」にも出演した彦坂啓介が熱演。潔癖症のヤクザVSおっさんアイドルという時代にとりのこされたようなデコボコ迷コンビが誕生した。二人が立ち向かうのは、もちろんトラブル!!想定外なのか、想定範囲なのか?!果たしておじさん二人の未来に光はあるのか?!

そして、あずぽんの母親役は泉水美和子、ライブハウスのマスターを松田ぴろしが前作に引き続いて出演。本作で新たに大川組に参加した竜雷太があずぽんの父親を演じ、金田が思いを寄せる蕎麦屋のマドンナをたしろさやかが演じる。こうしてウェルメイドで唯一無二の作品世界を作り上げた。

STORY

金田(42才)は潔癖症で、昔堅気のヤクザ。人付き合いが苦手で、オレオレ詐欺などイマドキのヤクザの仕事では使いものにならない。組でも浮いた存在で借金の取立の仕事をあてがわれている。債権者は老後破産の夫婦等いずれも底辺で懸命に生きる人々。
ある日の取立先は東という男の家だった。彼は芸名をあずぽんと名乗り44歳の今でも地下アイドルとして活動している。あずぽんは年老いた両親と暮らし、どこまでも呑気でポジティブな男だった。そんなあずぽんにイラつく金田だったが、ひょんなことから一緒に取り立て旅行に行ったり、金田が密かに想いを寄せる女性をあずぽんが誘ってくれて3人で飲んだり、そうして互いを知るうちに特別な思いが芽生えていく――。
ついにヤクザから足を洗って真っ当な職につく決意をした金田。しかし邪魔が入り、なかなか堅気の仕事が続かない。そんなある日、自身の生誕ライブを楽しみにしているあずぽんは半グレのヤンキーから因縁をつけられ、ターゲットにされてしまう。あずぽんを気にかける金田。果たして金田は救いの手を差し伸べるのか?!そして、あずぽん待望のライブは開催できるのか?

STAFF & CAST

監督・脚本・編集・音楽・主演

裕明

1973年生まれ、東京都出身。バンド、RUDE BONESのVO,SAX リーダー。
エイベックスとディスクユニオンより計8 枚のアルバムを出し、アメリカ、ヨーロッパでツアーを行う。リリースはNY、イギリス、韓国など。WebドラマやMVも監督しており、前作の短編映画『ファミリーファミリー』では11の映画祭にノミネート、第1回 エレノア国際映画大会 最優秀賞ほか各映画祭で6つの賞を受賞した。
役者としての顔も持ち、おもな出演作として映画では、『縁~The Bride of Izumo~』(16)、『PLAN6 CHANEL9』(16)、『BD~明智探偵事務所~』(18)などがある。TVでは「くたばれ坊っちゃん」(16/NHK)、「炎の経営者」(17/CX)、「惑星スミスでネイキッドランチを」(21/サンテレビ)などがある。
大川監督からのコメント
親などの一言が大人になっても消えないトラウマになりうる。
環境や教育、親の育て方がすべではないが
それによって変わってしまった金田
近い境遇でも、真っ直ぐに育った東
そこにはやはり、誰かが側にいてくれる事、親や近くにいる人間のやさしさや愛は
影響があるのではないか、という事を描きました。
撮影・照明

福田

1982年生まれ、日本映画学校(現・日本映画大学)撮影科卒業。日本映画監督協会所属。
オリジナルビデオ『ほんとにあった! 呪いのビデオ』シリーズの監督・撮影を経て、『お姉チャンバラ THE MOVIE』(08)で劇場映画デビューを果たす。
『学校裏サイト』(09)や山田悠介原作を映画化した『×ゲーム』(10)、鈴木光司原作『アイズ』(15)などのホラー・サスペンス映画を監督し、カメラマンとしても、映画やCM、ミュージックビデオなどの多数の作品に参加している。
  • 坂啓介

    1972年生まれ、東京都出身。俳優としては島田角栄監督作品に多く出演歴がある。俳優の傍ら、ポーカープレイヤーとしても活躍。ポーカーでは主にロシア(Sochi)の試合を中心に出ていて海外優勝経験もある。三浦春馬主演のTVドラマ「TWO WEEKS」(19/CX)ではポーカープレイヤーとしてゲスト出演。
  • たしろやか

    1985年生まれ、名古屋出身。20歳でグラビアタレントとしてデビュー。以後、グラビア、バラエティ、芝居と活動を広げる。近年は配信アプリの“pococha”で毎日配信し、気軽に話せる女優として評判。2021年5月には4th写真集【愛の波濤】を発売。趣味を活かしてAbema TVで麻雀対局に出演する他、「惑星スミスでネイキッドランチを」(21/サンテレビ)ではSMクラブの女王様役として主演を務めた。今秋には園子温監督の『エッシャー通りの赤いポスト』も公開予定。
  • 竜雷

    1940年生まれ、大阪府出身。「これが青春だ」(1966〜67)、「太陽にほえろ!」(1972〜82)『ケイゾク』や『SPEC』シリーズ等、代表作は数え切れないが近年の出演映画は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)、『望み』(20)、『嘘八百 京町ロワイヤル』(20)、『フード・ラック!食運』(20)、『老後の資金がありません!』(21年10月公開)など。
  • 泉水美

    成蹊大学法学部卒業。大学在学中、東映に所属。映画、TV、CM に出演。出産を機に引退し、その後、中学・高校の演劇部社会人講師となる。
    2000年、『チー公大作戦 ~メダカを救え!村長選挙』(公開は2010年)で現場復帰。以後、フリーで活動。商業作品の他、自主制作映画は 150本出演。代表作に『クズとブスとゲス』(16)、「プラン6チャンネル 9」(16)、「影踏み」(19)など。
    大川裕明監督の作品は「ファミリーファミリー」に続き、「おじドル,ヤクザ」が2作目。
  • 代大介

    1990年生まれ、北海道出身。23歳で俳優を志し上京、舞台を中心に活動しキャリアを積む。2015年以降はタレント、モデルとしても幅広く活動しながら、AbemaTVの人気番組「指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙」では準レギュラーとして活躍。2019年以降は役者業に注力し映画『名も無い日』(21)では永瀬正敏演じる主人公の青年期を熱演。また新進気鋭の映画監督として注目される島田角栄による連続ドラマ「惑星スミスでネイキッドランチを」(21/サンテレビ)にも出演。
  • 榎本

    1985年生まれ、千葉県佐倉市育ち。俳優を目指すために16歳で上京。高校中退。 歌舞伎町のホストクラブでNO.1になるなど、何でもやってきた叩き上げ人生を送る。現在は俳優で構成された株式会社リアルメーカーズの代表。初監督作品『宝物の抱きかた』(17)が高崎映画祭にて特別上映。他、出演作に『漫画誕生』(19)、プロデューサーと出演も果たした『いつくしみふかき』(20)等がある。
  • 松田ぴ

    1961年生まれ 東京出身。高校卒業後、「ザ・ドリフターズ」に弟子入り。現在コント「びーランチ」として浅草を中心に全国の寄席・舞台で芸人として出演する傍ら、役者としても活動中。
    近年の出演作に映画では『ミドリムシの夢』(19)、『浅草花やしき探偵物語 神の子は傷ついて』(20)、『妖怪人間ベラ』(20)、ドラマでは 「コードネームミラージュ」(17/テレビ東京他) 「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」(19/テレビ東京)、「元町ロックンロールスィンドル」(19/サンテレビ)ほか多数。

THEATERS

[ 2022年5月16日更新 ]
地域 公開日 劇場名 前売り
販売
東京上映終了K's cinema
京都上映終了アップリンク京都
愛知上映終了名古屋シネマテーク 
東京上映終了アップリンク吉祥寺
東京上映終了Morc阿佐ヶ谷 
大阪上映終了第七藝術劇場
神奈川上映終了シネマジャック&ベティ 
栃木上映終了宇都宮ヒカリ座 
長野2022年6月10日(金)~飯田トキワ劇場 
愛知2022年6月24日(金)~刈谷日劇 
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