スカコアバンドRUDE BONESのボーカルとして活躍する傍で監督も手掛ける大川裕明。主演・監督した前作、短編映画「ファミリーファミリー」では国内外の映画祭に11ノミネート、第1回エレノア国際映画大会 最優秀賞、STARDUST DIRECTORS film fes. 2019受賞など6つの賞を受賞し、勢いに乗る。そんな大川裕明が満を辞して臨んだ初の長編劇映画は原作のないオリジナル作品。可笑しくて、ダサくて、カッコ悪いおっさん2人のバディムービーだ。
二人は全く異なる世界で育ち、交わるはずのない人生を歩んできたが借金人と取り立て人という奇妙な縁で結びついてしまった。
大川自身が潔癖症のヤクザ金田を演じ、そして相棒は太っちょでニートなおじさんなのになんてったって地下アイドルの‘あずぽん’というクセの強い役どころを前作「ファミリーファミリー」にも出演した彦坂啓介が熱演。潔癖症のヤクザVSおっさんアイドルという時代にとりのこされたようなデコボコ迷コンビが誕生した。二人が立ち向かうのは、もちろんトラブル!!想定外なのか、想定範囲なのか?!果たしておじさん二人の未来に光はあるのか?!
そして、あずぽんの母親役は泉水美和子、ライブハウスのマスターを松田ぴろしが前作に引き続いて出演。本作で新たに大川組に参加した竜雷太があずぽんの父親を演じ、金田が思いを寄せる蕎麦屋のマドンナをたしろさやかが演じる。こうしてウェルメイドで唯一無二の作品世界を作り上げた。
スカ魂が炸裂‼(?)
蛭子能収さんの劇画にも通じる世界に、おののき、どこまでも切ない。
つまはじきにあってる
中年ヤクザが
多種多様な
何かが欠けた
愛しき人間たちと
繰り広げる
オフビートコメディー映画として僕は楽しんだ
街の片隅の小さなアウトローを見守る大川さんの視点が優しいなぁ
この画面を観てたら、ふとそんなことがよぎりました。よ。大川ちゃん!
どこの世界でもそうだけど幼児の記憶、親からの育て方によって、その人の人生は変わるんだなぁと思いました。
ピーちゃん(あずぽん)のひょうひょうとした演技も、どんなに大人になっても夢を叶えたい!という見てる人に勇気を与えたんじゃないかなと思います。
そして竜雷太さんの存在感は流石でした!
本当に面白いので、沢山の人に観てもらいたいです。
と思いましたが最終的に理由がわかると自然と涙が出るような内容でした。
ピーちゃんのあずぽんも動画サイトでバズって生計を立てられるようになるのも今どきありえる話ですし、
リアルで身近なところとちょっとフィクションの混ざっているところが絶妙なバランスでした。
また、あずぽんのライブシーンのライブハウスに行ったばかりだったので謎の親近感が湧きました!笑